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楽天の当店のページがリニューアルされ完成しました。
今までは大福だけでしたが
リアル店舗で扱うほぼ全ての商品が
購入可能となりました。
当初、楽天を始めたのは
地方で中々上野にこられない方や
お年を召して足が遠のいた常連さんに
どうにかおいしいお菓子を届けたいと思ったからでした。
機械音痴の僕がなんとか手作りで楽天ショップをたちあげましたが
全国、たくさんの方にご利用いただくことができました。
しかし、段々、お客様からの要望も増え、
構想から1年、やっとリニューアルが完成しました。
ぜひいちどこちらのショップも覗いてくださいね。
http://www.rakuten.co.jp/okanoeisen/
この場を借りて
ページ完成に尽力してくださった
㈱ＴＲＹ 波田さんに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
ずっと良い感じで流れてきたいくつかの仕事が
ここにきて一斉に停滞している。
それで少しモチベーションが下がり気味に。
今日は全ての仕事のペースを落として
ゆる～い気分で過ごしている。
休憩時間に屋久島の新茶をいただいた。
目を閉じて、森を想い、
耳を澄まし、せせらぎの音を聞く。
苛苛しても仕方がない。
これから赤坂の奥田芳仙書道会に向かう。
今日は一文字だけしたためてみよう。
その文字はもう決めてある。
「心」だ。
久しぶりに他店の和菓子屋さんを訪れた。
この業界に入った頃はよく色々なお店を回り
商品を買い、写真を撮り、試食レポートを書いたものだ。
今回はデパ地下にも並ぶ有名店である。
味、包装、ディスプレイ・・・
学ぶこと、 気付かせられることはいくつもある。
これを機会にまた足を使って勉強する時間を増やしていこうと思う。
お菓子を作る作業は毎日、そう変わるものではない。
たいてい同じ作業のくり返しである。
商いというのは「飽きない」だから飽きてはいけない・・・
昔の人はうまいことをいうものだ。
飽きることはないが、モチベーションを維持するのはなかなか難しい。
月に一度、顧問の堀教授に商品チェックをしていただく。
毎日気をつけてはいても、様々な指摘を受ける。
これもモチベーションを高めていく上ではとてもいい刺激になる。
そしてお客様の声。
先日もメールでかなり手厳しいご意見をいただいた。
もちろん褒めていただく機会もたくさんある。
それでも厳しい意見はいつまでも心の隅に残るものである。
まだまだ未熟。
この先も、もっともっと精進していかなくてはならないに違いない。
午前3時
マンションの入り口の植え込みでいきいきと咲く
ツツジを見つけた。
通りには人の影も車の姿もない。
植え込みの蔭で猫の鳴き声が聞こえる。
僕はぼんやりとツツジを眺める。
こんな夜明け前に
ツツジは誰に見られることを期待するでもなく
もちろん僕のためでもなく
凛として咲き誇っている。
その存在はとても純粋だ。
ツツジはただツツジであるために
咲いている。
そしてその姿がただ美しい。
なんだかそれがとても羨ましく思えた。
チーム岡埜栄泉では異彩を放つ
アクアの若き天才、鈴木大和彦（スズキクニヒコ）さん。
青山の美容室ＡＣＱＵＡの人気スタイリストさんである。
六代目・岡野だいすけの髪をずっと切り続けてくださっている。
青山の人気美容室のスタイリストでありながら
茶道をたしなみ、着物を愛す、純和風な彼である。
そしてその腕はもちろん
感性にいつも驚かされる。
彼にオーダーを出すときは普通とはちょっと違う。
今日は月の世界のイメージで・・・。
そんな無理な発信にも、彼は嬉しそうにうなづき
そして見事なまでにこちらの気持ちを満たしてくれる。
彼もまたすばらしき職人である。
彼の仕事を見るのは実に心地がいい。
そしてほんの些細な言葉のやり取りにどこか似た空気を感じる。
仕事のモチベーションが落ちたとき
その世界観と技術が僕を癒しまた奮い立たせてくれる。
毎日午前５時過ぎ、ビルの他のテナントに納品する
八百屋のおじさんと顔見知りになった。
「おはようございます」
お互い時間もないため
たいていはそう声をかけあうだけの間柄だが
その日はなんだかとても気持ちのよいスタートになる。
おじさんは時々、自販機で買ったお茶をプレゼントしてくれる。
そんなときはできたての大福をひとつお返しにプレゼントする。
なんだかとても嬉しい瞬間だ。
昨日はおじさんがビニール袋にレモンとライムをたくさん詰めて
プレゼントしてくれた。
まさにビタミンの贈り物だ。
僕はまだ大福が作り終えていなかったので
丁寧に御礼だけを述べることしかできなかった。
それでもおじさんは嬉しそうだった。
明日もおじさんのおはように出会えるだろうか。
会えたら、 できたての大福をひとつプレゼントしよう。
