<第4回>今後の岡埜栄泉について、若旦那の野望とは!?
−インタビューコーナーも第4回目を迎えました。今年も残すところあと一週間ということで、今回は2008年を振り返りつつ、若旦那の今後の展望を伺いたいと思います。
−若旦那にとって、2008年はどんな年でしたか?
若旦那:後半に楽天のお客様が急激に増えたのが印象的な年でしたね。
ページをリニューアルしてより見やすく買いやすくなったのが要因かもしれませんね。
−では2009年はどんな年にしたいですか?
若旦那:とくに変わったことは考えていません。
地味ですが粛々とやるべきことを積み重ねていきたいと思っています。
美味しいお菓子を作り続け、さらに美味しくなるよう努力していきます。
−なにか新しい展開はお考えですか?
若旦那:そうですねえ、よりきめ細かいサービスを実現したいとは思っています。ネット販売に温もりをプラスしていきたいなと。
またどんどんお客様の声を取り入れていきたいと思っています。
先日も楽天のお客様から梅の形のじょうよう饅頭はつくれないのかと問い合わせをいただき、木型をつくりました。
−なるほど。お客様の声を取り入れて、コミニュケーションを深めていきたいと?
若旦那:そうですね。うちのような小さな店にしかできないことがあると思いますので。ちょっとした小さなことでもいいので、お客様への感謝の気持ちがもっと伝わるといいな、と思って今アイデアを考えています。
−では、最後に“2009年の野望”をお願いします。
若旦那:野望なんて本当にないんです。
うちは流行の店ではありません。ですからランキング2位に入ったのはとても嬉しいのですが大切なのは10位でいいから10年後も20年後もランキングに名を残していたいと思っています。
そのために必要なのは基本をきちんと守り続けていく事だと思っています。
もちろん時代の変化への対応も必要だとは思いますが、明治時代でも、そして2020年でもうちの大福は美味しいと言われたいですね。
(12月某日 東京 上野にて)